福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
紙本著色 小足掃部像 紙本著色 大乗院妙春像
名称 紙本著色 小足掃部像 紙本著色 大乗院妙春像
よみがな しほんちゃくしょく こあしかもんぞう しほんちゃくしょく だいじょういんみょうしゅんぞう
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 江戸時代
所有者所在地 小浜市小浜鹿島83
所有者・管理者 宗教法人妙興寺
員数 各1幅
指定年月日 令和8年5月12日
指定番号 福井県指定第499号
構造形式・法量 小足掃部像  縦69.1㎝×横31.7㎝
大乗院妙春像 縦73.3㎝×横42.6㎝
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文化財解説文  小足掃部(直氏)像は白地に黒の亀甲つなぎ模様の小袖に緑色の袴姿で、右手に数珠を握り、左手を足の上に置く。袖には四ツ目結の家紋を異例なほど大きく据える。肩衣は肩先に襞をとらず皺を寄せ、慶長末から元和期にかけての特徴を示す。上部賛文によれば、元和8年(1622年)に預修のため肖像を描かせたとある。小足氏は近江佐々木一族で、京極家家臣。主家が、関ヶ原の合戦時に大津城に籠城して、西軍を足止めした功績により若狭国を拝領したことに伴い、同氏も小浜に居を構えたのだろう。『拾椎雑話』には、妙興寺方丈は小足掃部の居宅を取りたてたものとあり、同寺開山堂の傍らには小足掃部尉承光が寛永6年(1629年)霜月に寄進した題目笠塔婆が立つ。
 一方、妙春像は法華経、扇、数珠を置いた経机を前にして両手で経巻を広げている。像主は紅地に金泥と松葉を散らした小袖の上に、白地に細い赤色の筋を重ねて格子模様にした小袖を羽織る。前髪を覆って後ろで結ぶ頭巾はこの頃の風俗である。上部賛文の冒頭によれば、元和4年の没後の肖像である。同じく賛文には江州浅見氏の一族とある。浅見氏は尾上浜(滋賀県長浜市湖北町尾上)を本拠とした武士で、江北の武士を動員した慶長5年(1600年)の大津籠城衆の中にも浅見氏がいる。
 掃部像は元和8年の寿像、妙春像は同4年の遺像で絵師も違うが、両家の経歴から二人は夫婦であろう。
 妙興寺は、後瀬山と号し後瀬山西側の山裾に所在する日蓮宗寺院である。永仁2年(1294年)日像の創建と伝える。
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