福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
南専寺山門 附 棟札(安永9年4月・安永9年5月)
名称 南専寺山門 附 棟札(安永9年4月・安永9年5月)
よみがな なんせんじさんもん
指定区分 県指定
種別 有形文化財 建造物
時代 江戸時代 寛文12年頃建築
所有者所在地 大野市下唯野18-10
所有者・管理者 宗教法人南専寺
員数 1棟
指定年月日 平成25.3.22
指定番号 福井県指定第393号
構造形式・法量 木造、四脚門形式、向唐門
正面2.72m、側面2.26m
寛文12年頃建築/安永9年現在地に移築
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文化財解説文  南専寺山門は、寛文12年(1672)頃に永平寺境内につくられた4代福井藩主光通の正室清池院廟所の正門を、安永9年(1780)に南専寺に移築、山門として再建されたものである。正面2.72m、側面2.26mの小規模な四脚門形式の門である。屋根は向唐破風の銅板葺(当初は桧皮葺)で、笏谷石の棟石などを置く。内部は板天井である。柱は欅で、3段の貫で固められる。彫刻は、兎や龍、菊葉、鳳凰、波、紅葉などが彫られ、装飾に富んでいる。これら彫刻には彩色の痕跡も残る。福井藩に関わる17世紀中頃の様式を留める貴重な霊廟建築の遺構である。
 安永9年(1780)の移築には玄之源左衛門が関与しており、永平寺大工の作品例としても貴重である。
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