福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
瀧谷寺 新殿(客殿)
名称 瀧谷寺 新殿(客殿)
よみがな たきだんじ しんでん(きゃくでん)
指定区分 県指定
種別 有形文化財 建造物
時代 大正3年(1914)
所有者所在地 坂井市三国町滝谷1丁目7-15
所有者・管理者 宗教法人 瀧谷寺
員数 1棟
指定年月日 平成26.3.28
指定番号 福井県指定第400号
構造形式・法量 入母屋造、桟瓦葺、桁行12.49m、梁間12.61m
公開状況
交通案内
公式リンク http://www.takidanji.or.jp/
文化財解説文  瀧谷寺は真言宗智山派の名刹で、永和元年(1375)に紀州根来寺学頭睿憲上人によって現在の坂井市三国町崎に開創された。永徳元年(1381)、現在地に寺地を構え、以来、堀江氏・朝倉氏・松平氏など歴代の領主によって寺地を安堵され、厚い庇護を受けていた。総門から老杉の大木や藪椿が生い茂る長い参道を進むと山門に至り、その奥に本堂や観音堂、庫裏・方丈をはじめとする数多くの堂宇が存在し、その多くは国重要文化財に、また、本堂奥の庭園は昭和12年(1937)に国名勝の指定を受けている。宝物も、国宝の磬や重要文化財が多く伝えられる。
 新殿(客殿)は、本堂の北西後方の高台に立ち、入母屋造の主屋根四周に下屋をめぐらす。12畳半の主座敷など4室からなり、いずれの室も細部に至るまで洗練され、凝った意匠がみられる。棟札により、大正3年(1914)の建築とわかり、県内における優れた近代和風建築の代表作の一つとして価値が高い。
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