福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
二階堂白山神社本殿および拝殿
名称 二階堂白山神社本殿および拝殿
よみがな にかいどうはくさんじんじゃほんでんおよびはいでん
指定区分 県指定
種別 有形文化財 建造物
時代 江戸時代
所有者所在地 越前市二階堂町16-5
所有者・管理者 宗教法人 白山神社
員数 2棟
指定年月日 平成29.3.31
指定番号 福井県指定第426号
構造形式・法量 本殿:正面三間、側面二間、向拝を付けた三間社、入母屋造銅板葺
拝殿:正面六間半、側面二間半の入母屋造桟瓦葺
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文化財解説文  白山神社は越前市二階堂町に鎮座し、養老元年(717)泰澄大師の創立と伝える古社で、伊佐那美尊を祀る。中近世には山干飯総社白山宮と称し、近郷48ヶ村の総社として崇敬を集めた。
 本殿は、寛文年間(1661~1672)松岡藩主・松平昌勝の再建と伝わり、正面三間側面二間に向拝を付けた三間社入母屋造銅板葺の建築である。屋根は入母屋造に千鳥破風、向拝に唐破風をつけ、外陣および内陣内部には花鳥図などの彩色が施された装飾的な社殿である。建築様式から寛文頃の建築で、彩色も当初からとみられる。
 拝殿は文久3年(1863)の建築で、当初神楽殿であったものを大正期に拝殿に改めた。正面六間半、側面二間半の入母屋造桟瓦葺で、開放された中央間とご神体を祀る両脇間からなる大規模な社殿である。本殿は彩色を施した本殿建築の県内初期の例であり、拝殿は元神楽殿であるが、江戸末期建築の大規模な社殿として県内では類例のない建築である。建築時期は異なるものの、県内における神社建築の遺構として貴重である。
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