
名称 | 加茂神社のオイケモノ |
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よみがな | かもじんじゃのオイケモノ |
指定区分 | 国選択 |
種別 | 民俗文化財 無形民俗 |
種類 | 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 |
時代 | |
保存団体・保持者 | 小浜市加茂 |
所在地・伝承地 | 加茂神社上の宮神事保存会 |
指定・選択・認定年月日 | 平成19.3.7 |
指定番号 | |
民俗芸能等群での分類 | 若狭の正月・小正月行事 |
公開状況 | 2月下旬から3月上旬 |
交通案内 | |
公式リンク |
文化財解説文 | 小浜市加茂の加茂神社で行われる神事は、「オイケモノ」と地元で呼ばれ、農作物の豊凶を占うものである。神事当日の朝、諸役が社務所に集合し、神事で使う神饌と、当日埋納する物実「野老(ところ)、栗、椎、干柿、銀杏、団栗、榧実」を、小孔を穿った杉の小箱に入れ、ウシノシタと呼ぶ餅で上下を籠めて密閉して準備を整える。 諸役はまず下宮で五穀豊穣を祈願した後、上宮に向かう。その参進の途中の中稲馬場と上稲馬場では、藤の若葉を吊るして的としこれを三回射る神事を行って豊作を占う。 上宮では神饌類を供献拝礼し、ムクの老木下の土中から前年に埋納した小箱を取出し、本年の小箱を改めて埋納する。 社務所に戻った諸役は、小箱を開いて占象となる芽出ちの模様を調べ、五穀の豊凶を検分する。古来より厳粛に伝世された、神秘な山の神を崇め、物実の発芽により豊凶を占う神事は、素朴で貴重な民俗行事といえる。 神事は、2月下旬から3月上旬に開催される。 |
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