福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
刀 無銘(左文字) 附打刀拵
名称 刀 無銘(左文字) 附打刀拵
よみがな かたな むめい(さもんじ)
指定区分 県指定
種別 有形文化財 工芸品
時代 南北朝時代
所有者所在地 越前市
所有者・管理者 藤垣神社
員数 1口
指定年月日 昭和60.4.1
指定番号 福井県指定第247号
構造形式・法量 長さ68.6cm、反り1.6cm
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文化財解説文  府中城主本多富正は、結城秀康に幼少の頃より仕え、越前松平家の家老を務めた。慶長12年(1607)家康が駿府に築城するに際して、秀康の命により普請に参加した富正は、材木の切出しなどにより功績を挙げ、家康より直々に拝領したのがこの刀と伝えられる。
 左文字は正宗十哲の一人に数えられるが、南北朝の頃に、筑前で活躍した刀工集団のことも指し、この刀の作者も一派の一人と考えられる。長68.6cm、反1.6cm。鎬造、庵棟で、鍛は板目肌。刃文は、のたれに互の目交じる。茎は大磨上げ、目釘孔二。表裏に棒樋を一条彫る。
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