福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
銅鰐口 正平丁酉年(十二年、一三五七)銘
名称 銅鰐口 正平丁酉年(十二年、一三五七)銘
よみがな どうわにぐち
指定区分 県指定
種別 有形文化財 工芸品
時代 南北朝時代
所有者所在地 敦賀市
所有者・管理者 宗教法人本隆寺(敦賀市立博物館に寄託)
員数 1口
指定年月日 平成26.3.28
指定番号 福井県指定第404号
構造形式・法量
公開状況
交通案内
公式リンク
文化財解説文  鰐口は、仏具の一種で、社寺の正面軒先に掛け、参詣者が礼拝の際に緒を振って打ち鳴らすものである。
 本隆寺に伝わる鰐口は比較的小型のもので、銅製、鋳造。撞木の当たる撞座は細い隆線で素弁八葉蓮華文が表されている。本隆寺の鰐口には「正平丁酉七月日 隠州村庄八王子」という銘があり、隠岐島の村庄にある八王子社(現在の島根県隠岐の島町元屋の八王子神社)に正平12年(=北朝:延文2年(1357))に施入されたものであることがわかる。本隆寺にもたらされた来歴は不明であるが、県内に伝存する中世の鰐口としては古い年紀を有し、工芸史上貴重な資料である。
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