
文化財解説文 | 桃山時代から江戸時代にかけて、我が国に来航したポルトガル人の風俗を主題にした屏風絵が数多く制作された。本屏風も南蛮人の風俗を描いたもので、画面中央に大きく描かれた南蛮船には、67人もの船員や宣教師、商人、芸人などの姿が生き生きと描かれている。本屏風は万治2年(1659)に福井藩の家老を務めた狛家から大安寺に寄進されたものという。 作者は不明であるが、土佐派の画技を学んだ町絵師ではないかと考えられている。寸法は、縦154.4cm、横172cm、二曲一双の屏風である。 |
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文化財解説文 | 桃山時代から江戸時代にかけて、我が国に来航したポルトガル人の風俗を主題にした屏風絵が数多く制作された。本屏風も南蛮人の風俗を描いたもので、画面中央に大きく描かれた南蛮船には、67人もの船員や宣教師、商人、芸人などの姿が生き生きと描かれている。本屏風は万治2年(1659)に福井藩の家老を務めた狛家から大安寺に寄進されたものという。 作者は不明であるが、土佐派の画技を学んだ町絵師ではないかと考えられている。寸法は、縦154.4cm、横172cm、二曲一双の屏風である。 |
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