福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
絹本著色 弘法大師像
名称 絹本著色 弘法大師像
よみがな けんぽんちゃくしょく こうぼうだいしぞう
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 鎌倉時代
所有者所在地 小浜市
所有者・管理者 飯盛寺
員数 1幅
指定年月日 平成11.4.23
指定番号 福井県指定第310号
構造形式・法量 縦142.0㎝、横125.0㎝
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文化財解説文  平城天皇の皇子である真如親王は弘法大師に師事し、生前ひそかに大師の御影を写したとされ、現在、高野山御影堂に安置されている御影はその1幅と伝えられている。世に伝わる弘法大師像は、大半がこの真如親王の姿によって作られている。
 本像も真如親王の典型的な一作で、檀木の椅子の上、頭を右方に向け、右手に五鈷杵、左手に念珠を執って座す姿で、下辺に木履、左隅に水瓶を置いている。弘法大師像は、古くから大師信仰に伴って盛んに描かれてきた。本像は鎌倉時代中期の伝統的な描写技法になる優れた作である。記録によると、飯盛寺伽藍が文明18年(1486)の回禄で大師の御影を失ったため、新たに高野山から譲り受けたものであるこという。
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