文化財解説文 | 樺八幡神社はこの地を治めた伊自良氏ゆかりの社である。 木造大日如来坐像は智拳印を結び、蓮華座上に結跏趺坐する金剛界の大日如来である。桧と考えられる木材による割矧造によって制作されている。像高は93cm、平安時代の制作である。 木造阿弥陀如来坐像は腹前で印を結び、蓮華座上に結跏趺坐する阿弥陀如来坐像である。大日如来と同じく桧と考えられる木材による割矧造によって制作されている。像高は91cm、平安時代の制作である。 木造聖観音坐像は髻を結い、天冠台をいただき、両手は屈臂して右手で未開蓮を執り、蓮華座上に結跏趺坐する通形の聖観音菩薩坐像である。桧と考えられる木材による割矧造によって制作されている。像高は80cm、鎌倉時代の制作である。 |
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