福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
木造 十一面観音立像
名称 木造 十一面観音立像
よみがな もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
指定区分 県指定
種別 有形文化財 彫刻
時代 平安時代
所有者所在地 福井市
所有者・管理者 冬野町自治会
員数 1躯
指定年月日 平成27.3.31
指定番号 福井県指定第409号
構造形式・法量 像高122.3cm、欅材、一木彫成
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文化財解説文  本像は猿田彦神社の本殿内に御神体として安置されている像で、かつて蕗野寺の本尊であったという。神社に伝わる略縁起によると、泰澄が三番目に開いたと寺とされる。頂上の十一面から両肩先を含めて全て欅の一材で彫出する点や、膝下の翻波式衣文など、全体的に平安初期の古像にならった表現が見られるが、髪を平彫りとし、背面の衣文線を省略する点などはいくぶん時代が降ることを示し、おおよそ十世紀の造像と考えられる。白山信仰関係の仏像であり、時期の古さからも貴重な文化財である。
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