
名称 | 絹本著色 京極高次夫人像 |
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よみがな | けんぽんちゃくしょく きょうごくたかつぐふじんぞう |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 絵画 |
時代 | 江戸時代 |
所有者所在地 | 小浜市 |
所有者・管理者 | 常高寺(若狭歴史博物館に寄託) |
員数 | 1幅 |
指定年月日 | 平成11.4.23 |
指定番号 | 福井県指定第314号 |
構造形式・法量 | 縦117.7㎝、横51.5㎝ |
公開状況 | |
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文化財解説文 | 本図は、御簾と帳を上げ、金地の障壁を背にして、繧繝縁の畳に茵を敷いて座す京極高次夫人の像を描いたものである。夫人は頭巾を被り、袈裟を着け、数珠を手にした法体姿で描かれている。袈裟には金泥、衣には銀泥で唐草等の細かい文様が描きこまれ、着衣・調度ともに緻密に装飾が施されるなど、総じて豪華な画面となっている。 京極高次夫人は、浅井長政と信長の妹であるお市の方の次女として生まれた。姉は淀君、妹は徳川秀忠夫人である。京極高次に嫁ぎ、慶長5年(1600)に小浜藩主となった高次とともに小浜に移る。高次没後は、剃髪して常高院栄昌尼と称し、寛永7年(1630)に亡夫の供養のために常高寺を創建した。寛永10年8月に江戸で世を去った。本像は、没後間もなく菩提を弔うために作られたものと思われ、晩年の安らかな風貌をよく捉えている。 |
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