
名称 | 木造 聖観音菩薩立像 |
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よみがな | もくぞう しょうかんのんぼさつりゅうぞう |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 彫刻 |
時代 | 平安時代後期 |
所有者所在地 | 勝山市 |
所有者・管理者 | 個人 |
員数 | 1躯 |
指定年月日 | 平成29.3.31 |
指定番号 | 福井県指定第430号 |
構造形式・法量 | 像高103.0cm、桧材、一木彫成 |
公開状況 | |
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文化財解説文 | 本像は辻観音堂の本尊として祀られている聖観音菩薩立像である。かつては平泉寺三十六堂のひとつである観音堂の本尊であったと考えられる。髻を結い、右手を屈臂して掌を胸前に上げ、左手は腹前で未敷蓮華をとり、蓮台上に立つ。頭頂から足譫・ワでの主要部分を桧の一材から彫成する。
この姿は延暦寺横川中堂本尊の聖観音菩薩立像と同じ姿であることから、その系譜をひく像と考えられる。衣端にあまり動きを見せない処理や衣文線などの穏やかな彫り口から12世紀頃の製作と考えられるが、抑揚のあるはっきりと見開いた目や太い鼻梁を持つ鼻など重厚さを備えるのは古風である。かつて平泉寺に数多く存在していたと考えられる仏像群のなかで、今に伝来する希少な作例として貴重である。 |
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