福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
石造 狛犬(永正十二年銘)
名称 石造 狛犬(永正十二年銘)
よみがな せきぞう こまいぬ
指定区分 県指定
種別 有形文化財 彫刻
時代 室町時代 永正12年(1515)
所有者所在地 あわら市
所有者・管理者 沢区
員数 1対
指定年月日 平成29.3.31
指定番号 福井県指定第431号
構造形式・法量 阿形 像高46.1cm、笏谷石製
吽形 像高47.7cm、笏谷石製
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文化財解説文  あわら市沢の春日神社の神殿内に安置されている狛犬である。阿形・吽形の一対で、台座を含め笏谷石の一材から彫出されている。各台座の両側面に銘文が彫られており、永正十二年(1515)に奉納されたことがわかる。
 阿形は口を開けて顔をやや左に、吽形は口を閉じてやや右に顔を向け、台座上で蹲踞する。体躯のバランスがよく、たて髪の巻毛や前脚などにみられる蕨手状の毛の表現、足の指など細かく丁寧に彫出されており、洗練された笏谷石製狛犬の優品である。笏谷石製狛犬は室町時代から江戸時代末まで盛んに作られたが、本狛犬は現在確認できるものとして最も古い紀年銘を持ち、越前狛犬の歴史を考えるうえで重要な資料である。
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