福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
木造 大日如来坐像
名称 木造 大日如来坐像
よみがな もくぞう だいにちにょらいざぞう
指定区分 県指定
種別 有形文化財 彫刻
時代 平安時代
所有者所在地 小浜市
所有者・管理者 飯盛黒駒区(県立若狭歴史博物館に寄託)
員数 1躯
指定年月日 平成31.3.22
指定番号 福井県指定第451号
構造形式・法量 像高157.5cm、桧材、一木造、彩色
公開状況
交通案内
公式リンク
文化財解説文  小浜市の黒駒大日堂に伝わる、若狭では最古の大日如来坐像である。智拳印を結び、髻を結い、宝冠をいただく姿で、表現は平安時代後期の浅く穏やかな彫口を示している。目は彫眼で条帛には優雅な衣文を刻み、両腕には腕釧をつけている。
 桧材の一木造で、構造は単純ながら極めて古様で、平安時代後半頃の特徴を示す。台座および光背は近世の補作であるものの、若狭でもまれな半丈六の大日像として当初の姿を留めている。黒駒区はかつて園城寺領であった加斗荘に含まれていたことから、園城寺および天台宗との関連が想定される。
一覧へ