
名称 | 木造 十一面観音立像 |
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よみがな | もくぞう じゅういちめんかんのんりゅうぞう |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 彫刻 |
時代 | 平安時代(10世紀) |
所有者所在地 | 福井市 |
所有者・管理者 | 宗教法人 長運寺 |
員数 | 1躯 |
指定年月日 | 令和2.8.4 |
指定番号 | 福井県指定第461号 |
構造形式・法量 | 像高102.7cm、クスノキ材、一木造、彫眼、古色仕上げ、内刳りなし |
公開状況 | |
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文化財解説文 | クスノキ材の一木造で彫眼、古色仕上げで内刳りは施さない。特筆すべきは、頂上仏面や右手先、さらに天衣遊離部の両肘内側や足先までも含めて共木から彫り出していることである。この強い一木主義は、経典に基づく檀像(だんぞう)の影響によるものであろう。三日月状の目による穏やかな表情、ふくよかな体躯の肉付けなどから形成される円やかな表現に加えて、両耳にみえる巻き毛、足首をみせる裳の着け方など古風な表現もみられる。これらから、およそ平安時代半ばの10世紀の制作と考えられる。越前における古像として注目される作例である。 長運寺は天台真盛宗(てんだいしんせいしゅう)に属し、もとは一乗谷にあり極楽寺と称していた。像高102.7cm。 |
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