福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
坪川家住宅
名称 坪川家住宅
よみがな つぼかわけじゅうたく
指定区分 国指定
種別 有形文化財 建造物
時代 江戸中期
所有者所在地 坂井市丸岡町上竹田30-11
所有者・管理者 公益財団法人坪川家住宅保存会
員数 1棟
指定年月日 昭和41.6.11
指定番号 建1619
構造形式・法量 入母屋造、妻入、茅葺の主屋の最前部左手と背面に入母屋造のつのやを付す
公開状況 9:00~17:00
拝観料
(大人)500円、(小中生)300円
駐車場有
交通案内 JR芦原温泉駅から本丸岡行き京福バス本丸岡乗換え、竹田行き京福バス「竹田」下車徒歩5分

丸岡ICより車で25分
公式リンク https://senkonoie.info/
文化財解説文  坪川家は「北面の武士」の出と伝えられる旧家で、当地に定住してからは、集落をつかさどる7人の「名司」の筆頭として高い家格もっていたという。住宅は、入母屋造、妻入、茅葺の主屋の最前部左手と背面に入母屋造のつのやを付す。外観の特徴は、手前に深く転んだ大きな入母屋破風である。
 また、当住宅には、福井県の古民家でも特に古いものに使われる股柱が、ニワの前面に2本と、ナンドの背面に1本使用されている。当家には住宅の建築年代を示す文献史料は伝わっていないが、家格が高いにもかかわらず書院造の座敷を欠くこと、柱や梁の仕上げが丸刃の手斧ではつったままであること、そして股柱が3本も使われていることなどから、17世紀の中ごろまでさかのぼると考えられている。
 当住宅は福井県に残る民家の中で最も古く、全国的にも貴重な古民家のひとつである。
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