福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
敦賀西町の綱引き
名称 敦賀西町の綱引き
よみがな つるがにしまちのつなひき
指定区分 国指定
種別 民俗文化財 無形民俗
種類 重要無形民俗文化財
時代
保存団体・保持者 夷子大黒綱引保存会
所在地・伝承地 敦賀市相生町
指定・選択・認定年月日 昭和61.1.14
指定番号
民俗芸能等群での分類 若狭の正月・小正月行事
公開状況 1月15日
交通案内
公式リンク
文化財解説文  正月15日、町内の漁業関係者は夷子方、農業関係者は大黒方に分かれて綱引きをし、豊漁豊作の神意をうかがう行事である。面形等に書かれた記銘から約400年前から行われていたと見られる。
 前日には、稲藁約360把を用いロープを芯として直径25cmの綱が作られる。
 15日早朝、当番の家に神殿を設けて夷子大黒を奉斎し、面形、衣裳、打出小槌などが供えられる。
 西町通りの東が夷子方、西が大黒方で、綱は軒の高さにつり渡し、魚、米俵などの飾り物がつるされる。夷子・大黒の両神は町内に住む厄年(42歳)の者が扮する。午後には、町内巡幸、次いで飾り物を奪い合う左義長倒しの行事が行われたのち、見物人が思い思いの方にとりつき綱引きが始まる。
 夷子方が勝てば豊漁、大黒方が勝てば豊作という占いが出て、綱引きはめでたく終了する。
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