福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
板絵著色 三十六歌仙図
名称 板絵著色 三十六歌仙図
よみがな いたえちゃくしょく さんじゅうろっかせんず
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 江戸時代
所有者所在地 鯖江市
所有者・管理者 神明社
員数 28面
指定年月日 平成12.3.21
指定番号 福井県指定第325号
構造形式・法量 縦46.5cm、横32.2cm
公開状況
交通案内
公式リンク
文化財解説文  三十六歌仙は藤原公任の『三十六人撰』に載っている和歌の名人36人のことである。歌仙図はその歌仙の肖像に歌を書き添えたもので、鎌倉時代ころから盛んに描かれた。江戸時代には形式も多岐にわたり、特に神社に奉納する扁額に歌仙図が盛んに用いられた。
 本図は縦46.5cm、横32.2cmの板絵に、各歌仙が高麗縁の畳上に座す姿で描かれ、その上には墨で和歌が書かれている。背後は色紙に見たてられており、金銀泥で山水や花卉等が描かれている。裏書には慶長14年(1609)正月に幸若小八郎が寄進したことが記されている。幸若小八郎は丹生郡西田中に住した幸若舞の名手であり、制作年代と寄進者が明らかである貴重な資料である。36面のうち8面(伊勢・高光・斎宮女御・重之・順・元真・仲文・兼盛)が失われている。
一覧へ