
文化財解説文 | 戦国大名朝倉氏が城を構えた一乗谷の谷奥にある鹿俣町で、毎年5月5日に行われる祭り。以前は男子だけが参加する祭りであったが、現在は女子も参加して行われる。
獅子を退治して引き上げる大名行列を模したものであり、「したんじょう」は、行列の掛け声である「したに~、したに~」が訛ったものといわれる。 当日は揃いの法被を着た子供たちが堂山に集合し、昼過ぎより行列が始まる。先駆、ほら貝、殿様、大傘持ち、挟箱、曳子、獅子かつぎ、尻尾持ちの順で総勢20余名の行列となる。獅子は長さ約3m、重さ約80kgで、マンサクの枝で作る。 行列は「したんじょう、したんじょう」と連呼しながら練り歩き、浄善寺に着くと獅子は鞭で叩かれ、壊されるまで振り回される。 |
---|