福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
中村家住宅 主屋(附 袖門及び北塀・中門及び南塀)、新座敷、新蔵、西蔵、バンゲ蔵、前蔵、米蔵、塩物蔵・浜蔵、正門、背戸蔵
名称 中村家住宅 主屋(附 袖門及び北塀・中門及び南塀)、新座敷、新蔵、西蔵、バンゲ蔵、前蔵、米蔵、塩物蔵・浜蔵、正門、背戸蔵
よみがな なかむらけじゅうたく
指定区分 国指定
種別 有形文化財 建造物
時代 主屋:明治20年 新座敷:大正2年 新蔵:明治24年 西蔵・バンゲ蔵・前蔵・米蔵:明治中期 塩物蔵・浜蔵:明治後期
所有者所在地 南越前町河野1-55
所有者・管理者 公益財団法人冬青舎中村家保存会
員数 10棟
指定年月日 平成27.7.8
指定番号 建2629
構造形式・法量
公開状況
交通案内 JR北陸本線武生駅または福井鉄道越前武生駅より
福井鉄道バス王子保・河野線で約40分
またはタクシー利用で約30分
公式リンク https://www.town.minamiechizen.lg.jp/kurasi/104/131/p010536.html
文化財解説文  中村家住宅は、越前海岸沿いの狭隘な河野浦にある。北前船主の大規模邸宅で、敷地は西に敦賀湾をのぞみ、村道を挟んで山側に主屋、新座敷等、海側に土蔵群が並んでいる。
 主屋は明治20年(1887)の建築である。広大なダイドコロと狭いニワ、簡明な本座敷に近世以来の伝統形式を継承しつつ、明かり窓や中廊下式の接客部などに近代的な萌芽がうかがえる。新座敷は大正2年(1913)の建築で、望楼を持つ三階建とし、繊細な数寄屋意匠を駆使したつくりになる。土蔵群は、ケヤキを多用するなど、近代的な指向も見られる。
 中村家住宅は、充実した質と規模を有する主屋、趣向を凝らした繊細な意匠になる三階建ての新座敷など、近代的な形式や造形が導入された和風建築として価値がある。
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