福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
絹本著色 両界曼荼羅図
名称 絹本著色 両界曼荼羅図
よみがな けんぽんちゃくしょく りょうかいまんだらず
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 室町時代
所有者所在地 小浜市
所有者・管理者 羽賀寺
員数 2幅
指定年月日 平成15.4.18
指定番号 福井県指定第340号
構造形式・法量 各縦157.0㎝、横151.0㎝
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文化財解説文  両界曼荼羅は、弘法大師が入唐の際に師であった恵果阿闍梨から付与されたという、いわゆる現図曼荼羅系が最も多く流布しており、本図もまたその系統の一本である。両幅とも粗目の画絹を五枚継いだ大画面に、朱・緑青・群青など豊かな彩色を用いて、諸尊を精緻に描写している。画絹・絵具等の材質に加え、全体の画風から推察すると、制作の時期は室町時代に入ると考えられる。
 現在の本堂は、文安4年(1447)の再建であることから、本図は文安再建時に新たに制作されたものと考えられる。また、『羽賀寺年中行事』の弘治2年(1556)の記録によると、本図は、正照院(現萬徳寺)僧弘海の発願により、画工丹波弥九郎に描かせたものと伝えている。
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