
文化財解説文 | 意足寺はもとは小浜の太良庄にあったが、江戸時代初期に現在地である万願寺の跡地に移されたという。
本像は天冠台上に10面の化仏をいただく42臂の千手観音立像である。桧の一材から合掌手と宝鉢手を含む頭躰幹部が彫出されている。背面には背刳りがなされており、その中に千手千限陀羅尼経(附指定)が納められていた。経巻の奥書には応徳元年(1084)の年号を持つ墨書があり、千手観音を造立する際に書写されたものと考えられる。像高は109.0cm。 |
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文化財解説文 | 意足寺はもとは小浜の太良庄にあったが、江戸時代初期に現在地である万願寺の跡地に移されたという。
本像は天冠台上に10面の化仏をいただく42臂の千手観音立像である。桧の一材から合掌手と宝鉢手を含む頭躰幹部が彫出されている。背面には背刳りがなされており、その中に千手千限陀羅尼経(附指定)が納められていた。経巻の奥書には応徳元年(1084)の年号を持つ墨書があり、千手観音を造立する際に書写されたものと考えられる。像高は109.0cm。 |
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