福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
木造 馬頭観音坐像
名称 木造 馬頭観音坐像
よみがな もくぞう ばとうかんのんざぞう
指定区分 国指定
種別 有形文化財 彫刻
時代 鎌倉
所有者所在地 高浜町
所有者・管理者 中山寺
員数 1躯
指定年月日 昭和42.6.15
指定番号 彫3234号
構造形式・法量 像高79.3㎝、桧材、寄木造、玉眼嵌入
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文化財解説文  中山寺は真言宗御室派の寺院で、奈良時代に泰澄が開いたと伝えられている。
 本像は中山寺の本尊で、頭頂には髻を結い、天冠台上に馬面をいただく。三面八臂の像で、胸前で馬口印を結び、右膝を少し上げて両踵を合わせて足裏を見せて座る。写実的な表現は巧みで、本像の作者は正統の南都系仏師と考えられている。
 馬頭観音像はその忿怒の形相によって様々な魔障を砕き、日輪となって衆生の暗を照らし、苦悩を絶つとされている。六観音のひとつとされ、独立して信仰の対象とされることは少ないが、松尾寺や中山寺、馬居寺など、青葉山周辺は馬頭観音像が多く残っている。
 桧材の寄木造で、制作は鎌倉時代、像高は79.3cm。
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