福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
絹本著色 仏涅槃図
名称 絹本著色 仏涅槃図
よみがな けんぽんちゃくしょく ぶつねはんず
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 南北朝時代
所有者所在地 小浜市
所有者・管理者 羽賀寺(若狭歴史博物館に寄託)
員数 1幅
指定年月日 平成15.4.18
指定番号 福井県指定第343号
構造形式・法量 縦164.0㎝、横118.0㎝
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文化財解説文  仏涅槃図は、釈迦が拘尸那掲羅城外の紗羅双樹のもとで大般涅槃に入った時、仏母摩耶夫人が馳せ参じ、諸弟子、菩薩、天、鬼神、国王、人民、鳥獣等がこれを囲み、一同嘆き悲しむ光景を描いたものである。釈迦八相のひとつであり、仏伝の最後を飾る重要な場面として、古来、数多く描かれてきた。
 本図は、画面中央の宝座上に金肉身の釈尊が臥し、左上より乗雲の仏母摩耶夫人の一行が下降する場面と、釈迦を囲み悲泣する数多くの諸衆と五十余種の鳥獣を描く。その構成は鎌倉時代以降行われた一般的な図様に従い、描写も彩色・描線とも伝統的仏画の技法によっており、制作の時期はおおよそ南北朝時代と推定される。「羽賀寺年中行事」に、山城の粟田口民部法眼筆とする記事が見えるが、詳細は不明である。
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