
文化財解説文 | 薬師如来立像は多田寺本堂の本尊である。左手は与願印、右手は施無畏印を結び、蓮台の上に立つ姿で現わされている。桧材の一木造で、制作は平安時代前期と考えられている。像高は192.5cm。 十一面観音立像は本尊の脇侍の日光菩薩として伝来してきた像である。頭上に十一面を戴き、左腕を曲げ、右腕をまっすぐ降ろし、蓮華座上に直立する姿である。桧材の一木造で、制作は平安時代前期。像高は162.0cm。 菩薩立像は本尊の脇侍の月光菩薩として伝来してきた像である。左腕はまっすぐ降ろし、右腕を曲げて、蓮華座上に直立する姿である。桧材の一木造で制作は平安時代前期。像高は177.0cm。 |
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