福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
木造 千手観音立像、附 木造 不動明王立像毘沙門天立像(2躯)
名称 木造 千手観音立像、附 木造 不動明王立像毘沙門天立像(2躯)
よみがな もくぞう せんじゅかんのんりゅうぞう
指定区分 国指定
種別 有形文化財 彫刻
時代 鎌倉初期
所有者所在地 小浜市
所有者・管理者 谷田寺
員数 1躯
指定年月日 昭和61.6.6
指定番号 彫3387号
構造形式・法量 千手観音:像高161.2㎝、榧材、寄木造、彫眼、内刳りあり 不動明王:像高133.4㎝、桧材、彫眼 毘沙門天:像高134.5㎝、
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文化財解説文  谷田寺は真言宗の寺院で、縁起によると養老5年(721)に泰澄が開いたという。
 本像は谷田寺の本尊で、11面42臂の通形の千手観音立像である。脇侍である不動明王像、毘沙門天像(附指定)とともに祀られてきた。榧材の寄木造で、彫眼、内刳りが施されている。像内には当初の納入品とみられる千手観音摺仏(18.5cm×13.4cm)が納められていた。制作は鎌倉時代と考えられる。
 不動明王像は、檜材で彫眼、毘沙門天像は玉眼とし、構造は異なるが、作風から2体は同時の作とみられる。なお、本寺所蔵の弘安11年(=正応元年(1288))の文書には本堂五間四面本尊千手の存在が記されている。像高は161.2cm。
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