福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
金銀鍍菊花文散銅水瓶
名称 金銀鍍菊花文散銅水瓶
よみがな きんぎんときっかもんちらしどうすいびょう
指定区分 国指定
種別 有形文化財 工芸品
時代 鎌倉
所有者所在地 越前市京町(越前市公会堂記念館に寄託)
所有者・管理者 引接寺
員数 1口
指定年月日 平成30.10.31
指定番号 工2695号
構造形式・法量 全高29.8㎝、全幅24.5cm(注口先端より把手の端まで) 胴径13.0㎝
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文化財解説文  引接寺は、長享2年(1488)真盛(しんせい)上人が開基した天台真盛宗の別格本山で、越前における真盛派の中 心寺院であった。
 水瓶は銅鋳造で、長い注口と把手を持つ志貴(しぎ)型水瓶である。蓋に取り付けられた獅子は鬣(たてがみ)の1本まで細かく毛彫りされ、把手や蝶番の牡丹文などは繊細かつ精緻に写実的に彫出されており、鎌倉時代の製作と考えられる。全面に鍍銀にて菊花文を散らす装飾がなされており、当初は非常に華やかなものであったと思われる。鎌倉時代の金工品の典型的作風を表すものであり、保存状態も良好である。
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