福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
紙本著色 武田元光像(犬追物検見之像)
名称 紙本著色 武田元光像(犬追物検見之像)
よみがな しほんちゃくしょく たけだもとみつぞう(いぬおうものけみのぞう)
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 室町時代 天正2年(1574)
所有者所在地 小浜市
所有者・管理者 発心寺(若狭歴史博物館に寄託)
員数 1幅
指定年月日 平成19.4.20
指定番号 福井県指定第363号
構造形式・法量 縦84.7cm、横49.3cm
公開状況
交通案内
公式リンク
文化財解説文  当時、武家の間で騎射の習練として盛行していた犬追物において、元光が優劣を判定する検見の役をつとめる姿を描いたものである。画面上部には英甫永雄の賛がある。賛によると、前丹波守宗友道人が作らせていた元光の犬追物検見の姿を表した画像が出来上がり、賛詞を請われたので、天正2年(1574)7月に書き上げたという。
 元光は天文20年(1551)7月10日歿しており、本図は23年を経た祥月命日に、追善供養のため制作されたものと考えられる。肖像画としては、類例の少ないきわめて異色の作品であり貴重なものである。
一覧へ