福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
手杵祭
名称 手杵祭
よみがな てぎねまつり
指定区分 県指定
種別 民俗文化財 無形民俗
種類 無形民俗文化財
時代
保存団体・保持者 矢代区
所在地・伝承地 小浜市矢代
指定・選択・認定年月日 昭和43.3.29
指定番号 福井県指定第146号
民俗芸能等群での分類 その他の特色ある祭り・芸能
公開状況 休止
交通案内
公式リンク
文化財解説文  4月3日に矢代観音で行われる祭りで、現在、定期的には開催されていない。
 祭りの由来は次のように伝えられる。天平宝字3年(759)に矢代の海岸に唐船が漂着し、浦人は、初めは乗船していた高貴な女性6人と船頭2人に食料などを与えて面倒を見たが、やがて積荷の財宝に目がくらみ、全員を殺害し財宝を奪ってしまった。この事件の後、悪病が流行し、不祥事も耐えなかったので、天罰を恐れて本堂を建て、姫の奉じていた観音像を安置し、罪を懺悔し霊を供養するため、当時の模様を再現する手杵祭を始めたという。
 祭は、正月から精進潔斎を重ねてきた大禰宜の総宰のもと、区の娘が姫君役となり、若者が手杵棒振り、弓矢持ちとなってこれを襲う所作をする。若者は頭にシダの葉をかぶり、顔には墨を塗った異様な扮装をする。
※ 休止中(R6~)
一覧へ