
名称 | 王子保窯跡群出土鴟尾 |
---|---|
よみがな | おうしおかまあとぐんしゅつどしび |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 考古資料 |
時代 | 飛鳥時代 |
所有者所在地 | 越前市 |
所有者・管理者 | 越前市(越前市武生公会堂記念館) |
員数 | 3個 |
指定年月日 | 平成23.3.25 |
指定番号 | 福井県指定第383号 |
構造形式・法量 | |
公開状況 | |
交通案内 | |
公式リンク |
文化財解説文 | 瓦陶兼業窯である王子保窯跡群の発掘調査より出土したものである。両側面を凹帯で「段型」を表現する特殊な文様を施し、北陸地方でのみ確認できる鴟尾である。同様の文様をもつものは新潟県横滝山廃寺例がある。これまでに県内で確認されている鴟尾は、数例認められるが、すべて小片・少量のため原形が不明である。また、全国で出土している鴟尾のうち残存率が高く、実物が復元されているものも十数例しかなく、全国的に見ても貴重な事例と考えられる。鴟尾Aは、復原高112.5㎝、基底部長88.0㎝。鴟尾Bは、復原高113.0㎝、基底部長87.0㎝。鴟尾Cは、破片。なお、これまでの調査・研究等から、越前国府推定地及びその周辺(旧武生市)に存在が知られている深草廃寺・大虫廃寺・野々宮廃寺のいずれかの寺院に、供給される予定であったものと推定される。 |
---|