
名称 | 西山窯跡群出土品 |
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よみがな | にしやまかまあとぐんしゅつどひん |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 考古資料 |
時代 | 鎌倉時代 |
所有者所在地 | 福井市城東 |
所有者・管理者 | 福井県(埋蔵文化財調査センター) |
員数 | 1括 |
指定年月日 | 平成30.3.30 |
指定番号 | 福井県指定第445号 |
構造形式・法量 | |
公開状況 | |
交通案内 | |
公式リンク |
文化財解説文 | 西山窯跡群は、丹生郡越前町織田に所在する劔神社から西方にある丘陵地帯に所在し、3基の窯跡が確認されている。西山窯跡群は、平成8年(1996)度と平成25年度に灰原部と窯体部の一部について発掘調査が実施され、コンテナ約900箱の越前焼が出土している。出土品は鎌倉時代の所産で、甕・片口鉢・壺の日用品や水注・経筒・人面形陶製品などの特殊な器種が見つかっている。また、印花文、ヘラ描きによる花文・蝶文・鳥文や銘文など豊富な種類の文様等が描かれた越前焼も出土している。なお、甕は、法量や押印文の有無より4種類の製品が、片口鉢は、法量の相違により3種類の製品が規格品として確認でき、当時の越前焼の生産状況の一端が伺い知れる資料である。本件は、他の越前窯跡出土品にはみられない器種や文様等の製品のみならず、とりわけ中世越前窯における陶器生産の様相を解明する資料として、学術的価値が高い。 |
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