名称 | 花野谷古墳群出土品 |
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よみがな | はなのたにこふんぐんしゅつどひん |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 考古資料 |
時代 | 古墳時代前期~中期(4世紀前半頃~5世紀末) |
所有者所在地 | 福井市渕 |
所有者・管理者 | 福井市(福井市文化財保護センター) |
員数 | 1括 |
指定年月日 | 平成31.3.22 |
指定番号 | 福井県指定第457号 |
構造形式・法量 | |
公開状況 | |
交通案内 | |
公式リンク |
文化財解説文 | 花野谷古墳群は、福井市花野谷地区に所在し、10基からなる古墳群である。このうち花野谷1~3号墳については、平成12年度に発掘調査を実施。1号墳は直径20mをはかる円墳で、銅鏡(中国製の連弧文銘帯鏡・三角縁神獣鏡)をはじめ、勾玉や管玉、ガラス玉、漆製品、鉄剣、鉄鏃、刀子等が副葬品として出土した。三角縁神獣鏡は、県内では完全な形で発見されているのは本品のみである。古墳の築造時期は、古墳時代前期前半(4世紀前半頃)と考えられる。2号墳は、全長19mの帆立貝式の前方後円墳で、銅鏡(乳文鏡・内行花文鏡)をはじめ、1万点を超える臼玉や、勾玉、管玉、鉄剣、鉄刀、鉄鏃、鉄斧、竪櫛等が副葬品として出土した。古墳の築造時期は、古墳時代中期後半(5世紀前半頃)と考えられる。3号墳は直径12~13mをはかる円墳で、鉄刀・鉄鏃・鉄斧・砥石等が副葬品として出土した。古墳の築造時期は、古墳時代中期後半(5世紀末頃)と考えらえる。本件は、いずれも小規模な古墳ながら豊富な副葬品を有し、しかも内容から時代の変遷を追うことができ、越の古墳時代の様相を解明するうえで、学術的な価値が高い。 |
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