
名称 | 紙本著色 小浜城下蘇洞門景観図巻 |
---|---|
よみがな | しほんちゃくしょく おばまじょうかそともけいかんずかん |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 歴史資料 |
時代 | 江戸時代中期~後期 |
所有者所在地 | 小浜市 |
所有者・管理者 | 福井県(若狭歴史博物館) |
員数 | 1巻 |
指定年月日 | 平成30.3.30 |
指定番号 | 福井県指定第443号 |
構造形式・法量 | |
公開状況 | |
交通案内 | |
公式リンク |
文化財解説文 | 本図は、江戸時代の小浜城下の西端から名勝・若狭蘇洞門に至る景観を美しく描いた絵巻である。本図の内容から、描かれた時期は宝暦7年(1757)から文化2年(1805)の間と推定されている。巻頭には「華洞」の2字があり、3つの落款印があるが作者は未詳である。巻頭に続いて小浜町の西の端から巻末の蘇洞門付近までを丹念な筆致で描くが、常高寺、空印寺、小浜八幡宮などの社寺、後瀬山、小浜城、天ケ城古城山などのランドマーク、主要地名などは絵巻中の墨書でも示されている。人物の描写は多くないが、西津から甲ケ崎付近で磯引網漁や塩作りなどにいそしむ人びとなどが描かれている。小浜城沖を東へ進む小浜藩の軍船(関船)が2艘描かれ、そのうち1艘の御座船がひときわ鮮やかに描かれ、あたかもこれに乗り蘇洞門方面に向かうかのような感覚を見る者に抱かせる。また、海からの視点で俯瞰的に陸地側を描いており、絵画資料として稀少なものである。 |
---|