
文化財解説文 | 頭巾山(871m)に登るには、同村谷口から野鹿谷川ぞいの林道がついているが、標高600m~800mの間にシャクナゲの自生地がある。ここは、ヒノキの自生林といわれるが大形のものは見られず、数も少ない。低木としてはアセビ、タムシバ、コミネカエデ、サラサドウダン等が見られ、これらにまじって大小百数十株のシャクナゲが自生している。シャクナゲの最大のものは、幹の周囲95cm、高さ5m、樹冠東西6.5m、南北7.1mもある。サラサドウダンの大型のものもある。これらを含めて、自生地として指定保護している。 |
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