
名称 | 明神崎の自生モクゲンジ |
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よみがな | みょうじんざきのじせいもくげんじ |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 記念物 天然記念物 |
時代 | |
所有者所在地 | 敦賀市明神町 |
所有者・管理者 | 日本原子力発電(株) |
員数 | |
指定年月日 | 平成9.4.28 |
指定番号 | 福井県第303号 |
構造形式・法量 | |
公開状況 | 時期 7月~8月 料金 無料 駐車場なし |
交通案内 | 敦賀ICより 車で38分 |
公式リンク | https://wakasabay.jp/list/detail?genre=spot&id=5d6f6da17765619cb2a20400 |
文化財解説文 | モクゲンジは、もくろじ科の植物の一種である。原生地は中国、朝鮮半島で、日本では山口県、兵庫県、福井県などの日本海側の海岸近くに野生する。また、寺院などにもよく植えられている。この樹は、7月から8月にかけて、枝の先に円錐状に多数の黄色花をつける。花弁の基部は赤色を帯び、種子は球状で堅くさく果に包まれている。種子の入っているさく果は、油紙のようで海水に浮く。日本海側の海岸近くにこの植物が分布しているのは、対馬暖流や風浪によってさく果が運ばれ、陸上に打ち上げられ、発芽したためと考えられている。福井県内のモクゲンジの分布については、これまでに高浜町から福井市までの海岸近くに点々とその成育が確認されているが、中でも、特に敦賀市明神崎の群生が見事である。明神崎のモクゲンジは、波打ち際から30m~40mの所に、幅約10m、長さ約120mに亘り群生している。これらの中で、大きいものでは目通り(目の高さの幹周囲)87cmのものもある。目通り12cmを超える木は約60本あり、花期には、常緑樹のシロダモ、スダジイ、ヒメユズリハなどの緑に黄色が映えて大変美しい。明神崎のモクゲンジは、次の諸点から、福井県指定文化財(天然記念物)に指定する価値があるものと認められる。 |
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