福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
時水
名称 時水
よみがな ときみず
指定区分 県指定
種別 記念物 名勝
時代
所有者所在地 越前市蓑脇町大平山中腹
所有者・管理者 蓑脇町
員数
指定年月日 平成4.5.1
指定番号 福井県第280号
構造形式・法量
公開状況 散策自由
交通案内 武生駅より
車で30分

武生ICより
車で20分
公式リンク
文化財解説文  蓑脇町の南側にある太平山(標高611m)の北側斜面、標高約320mの谷間に位置する。古くから流れが急変する不思議な現象(間歇)として知られていた。一日平均十数回の間歇を伴った噴出があるが、間歇の周期や湧水量は、季節や降雨によって変化する。
 池田町からこの付近一帯にかけては石灰岩層が発達しており、内部の状態はうかがい知れないが、鍾乳洞形式の空洞があり、水量が一定に達した時何らかの作用によって流出する、サイフォンの原理で噴出すると考えられる。湧出口は、北斜面の一部に開溝孔があり、両側とその上部に簡単な石組がある。水温は、摂氏11度と年間を通じて安定している。
 なお、間歇冷泉は、全国に数例しか確認されておらず、極めて稀有な自然現象である。
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