福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
紙本著色 結城秀康像
名称 紙本著色 結城秀康像
よみがな しほんちゃくしょく ゆうきひでやすぞう
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 江戸時代
所有者所在地 越前市
所有者・管理者 大宝寺
員数 1幅
指定年月日 平成23.3.25
指定番号 福井県指定第380号
構造形式・法量 縦108.8cm、横47.2cm
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文化財解説文  本図は繧繝縁をつけた上畳に衣冠姿で坐し、右手に中啓を持つ姿の結城秀康を描いた画像である。袍には三つ重ねにした葵紋が散らされている。結城秀康は、徳川家康の二男で、福井初代藩主である。秀康は慶長12年(1607)閏4月8日に亡くなっている。
 寺に残る記録によると、この画像は慶長13年3月10日に寺に納められたといわれ、秀康の1周忌に間に合うように作られたとも考えられる。大宝寺は家老で府中を領した本多富正が慶長8年(1603)に創建した浄土宗の寺院である。秀康の四男である吉松は富正の養子になっており、寺には、秀康の死を悲しむ吉松のために、兄の2代藩主忠直がこの画像を制作させたという記録も残る。
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