
文化財解説文 | 高成寺は、青井山が小浜湾にせまる景勝地にあり、暦応2年(1339)に足利尊氏が諸国に安国寺を建てた際に建立された。康永3年(1344)に堂宇が炎上したため、守護の大高重成が再興して高成寺とし、大年和尚を迎えて開山とした。本印可状は、元から来日した竺仙梵僊に師事した大年和尚が参禅得道の証として与えられたものである。縦33cm、横95cm。附指定の履践集は、大年の自叙伝。また、大高重成状は、重成が青井山堂の建立地のことについて書いたものである。大年和尚図像は、大年和尚の姿を描いたもので、縦121cm、横32cm。 |
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