福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
絹本著色 三帝釈天像
名称 絹本著色 三帝釈天像
よみがな けんぽんちゃくしょくさんたいしゃくてんぞう
指定区分 県指定
種別 有形文化財 絵画
時代 朝鮮 成化19年(1483)
所有者所在地 永平寺町
所有者・管理者 永平寺
員数 1幅
指定年月日 平成24.3.23
指定番号 福井県指定第386号
構造形式・法量 縦115.5cm、横76.7cm
公開状況
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文化財解説文  本図は永平寺所蔵の李朝絵画である。画面下端中央の銘文から、李氏朝鮮第9代国王 成宗の時代、成化19年(日本年号:文明15年(1483))に、制作されたものであることがわかる。
 内容から、貞熹(じょうき)王后(成宗の祖母)の病気平癒を願って製作されたと考えられる。画面上段中央と下段左右に描かれた帝釈天3尊はいずれも宝冠をかぶり、両手で扇を執り、宝座に坐す姿で描かれている。帝釈天3尊をひとつの画面に描くということは珍しく、神話に登場する建国三神を重ね合わせて描かれたと推測され、王后の病気平癒とともに、王朝のさらなる安泰への願いが込められていると考えられる。赤や紫・緑、青など色彩豊かで、繊細・優美な画面であり、銘文の内容から宮廷絵師が手掛けた作と考えられ、李朝仏画を代表する作品である。            
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