
名称 | 福井県鳥浜貝塚出土品 |
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よみがな | ふくいけんとりはまかいづかしゅつどひん |
指定区分 | 国指定 |
種別 | 有形文化財 考古資料 |
時代 | 縄文時代 |
所有者所在地 | 小浜市 |
所有者・管理者 | 福井県(若狭歴史博物館) |
員数 | 1376点 |
指定年月日 | 平成14.6.26 |
指定番号 | 考547号 |
構造形式・法量 | |
公開状況 | |
交通案内 | |
公式リンク |
文化財解説文 | 三方五湖に注ぐ魏」川の河口に近い低湿地貝塚からの出土品である。鳥浜貝塚は昭和37年~60年(第1次~10次)にかけて、断続的に発掘調査が実施されている。調査の結果から、遺物包含層は海抜-1m~-3mの深部にまで貝層を伴いながら数十層に亘り堆積し、土器・木製品・石器等の人工物に加えて植物種子や果皮、木の葉、獣骨、さらに糞石など動植物遺存体も多量に出土している。遺物は大別して、縄文時代草創期と縄文時代前期に属する時代のものである。縄文土器の中には、赤・黒の漆で幾何学文様を描いた彩漆土器や赤彩が施されている浅鉢形土器などが出土している。木製品は、刻歯式の櫛や石斧・弓・丸木舟・櫂など多様なものが多く出土している。また、骨角牙貝製品には、漁具(やす状の刺突具・釣針・骨針)や鹿骨製斧、また髪飾りや垂飾りなどの装身具も見つかっている。鳥浜貝塚は、低湿地遺跡の特徴から多彩な有機質遺物を含み、縄文時代の生活相を復元するうえで、貴重な資料と考えられる。 |
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