福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
一乗谷朝倉氏遺跡
名称 一乗谷朝倉氏遺跡
よみがな いちじょうだに あさくらしいせき
指定区分 国指定
種別 記念物 史跡
時代
所有者所在地 福井市城戸ノ内町、安波賀町、東新町、西新町、三万谷町
所有者・管理者 福井市
員数
指定年月日 昭和46.7.29
指定番号
構造形式・法量
公開状況 9:00~17:00
定休日
年末年始
駐車場有
交通案内 一乗谷駅より
徒歩25分

福井ICより
車で30分
公式リンク http://www3.fctv.ne.jp/~asakura/
文化財解説文  戦国時代、越前国守であった朝倉氏の本拠地であり、文明3年(1471)から天正元年(1573)間まで、考景(英林)・氏景・貞景・考景・義景と5代にわたって山城と城下町を構え、越前の首府として栄華をきわめた所である。遺跡は、一乗谷川に沿って帯状に広がる狭い平地と、その両側にそびえる広大な山間部からなる。山間部には山城・砦・櫓など防御施設が設けられ、平地には居館・武家屋敷・寺院など日常生活に必要な施設が密集していた。山城は、遺跡の東部にある一乗城山の頂上に築かれている。現在は、建物の礎石・鬼板・棟石などが散在し、これらの遺構をとりまいて空濠・堀切・堅堀の跡が多数残存する。平地では、谷が最も狭くなる地点を二箇所選んで土塁を築き、谷を閉鎖している。この土塁が城戸であり、南北両城戸の間は約1.8kmで、「城戸の内」と呼ばれる。土塁に囲まれた館跡・濠跡・庭園跡・石垣がよく遺存している。城主の義景館跡は、城戸の内南より東側の山裾にあり、三方を水濠と土塁で囲まれている。遺跡には、寺院跡の数も多く、三千体を越す石造遺物が現存する。遺跡では、発掘調査に基づいて史跡公園として整備が進められている。
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