福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
松岡古墳群(手繰ヶ城山古墳、鳥越山古墳、石舟山古墳、二本松山古墳)
名称 松岡古墳群(手繰ヶ城山古墳、鳥越山古墳、石舟山古墳、二本松山古墳)
よみがな まつおかこふんぐん
指定区分 国指定
種別 記念物 史跡
時代
所有者所在地 永平寺町
所有者・管理者 永平寺町
員数
指定年月日 昭和52.12.5
指定番号
構造形式・法量
公開状況 散策自由
交通案内 【手繰ヶ城山古墳】
永平寺口より
車で6分

【鳥越山古墳】
永平寺参道ICより車で11分

【石舟山古墳】
永平寺参道ICより
車で11分

【二本松山古墳】
永平寺参道ICより
車で11分
公式リンク
文化財解説文 九頭竜川の南側、福井平野の東端に位置する尾根上に分布する古墳群である。前方後円墳4基と陪塚3基からなる。手繰ヶ城山古墳は、松岡古墳群中最大規模を誇る前方後円墳で、全長約129mの規模を測る。墳丘は2段築で埴輪・葺石を有する。古墳東側に陪塚を配し、4世紀中葉頃に築造されたものと考えられる。鳥越山古墳は、全長53.7mを測る前方後円墳で、段築のない地山削り出しである。後円部頂およびくびれ部より埴輪が出土している。埋葬施設は舟形石棺直葬墓と竪穴系横口式石室の2基が検出されている。なお、後円部墳頂部より、石釧・砥石・馬具・鉄製品・土器などが出土している。築造年代は5世紀中葉頃と考えられる。石舟山古墳は、全長79.1mを測る前方後円墳で、古墳南西側に陪塚を有する。墳丘は2段築成で埴輪が巡らされている。築造年代は5世紀中葉頃と考えられる。二本松山古墳は、全長89mを測る前方後円墳で、前方部の東側に陪塚を有する。明治13年(1880)と同39年に発掘調査が実施されており、舟形石棺とその副葬品として銅鏡・冠・管玉・鉄剣・鉄刀・刀装具などが出土している。二段築成で外部施設として埴輪を持つ。築造年代は5世紀後葉頃と考えられる。以上の古墳群は、九頭竜川の水利権を押え流域各地区の首長の上に立った「越の国の王」ともいうべき大首長の墓と考えられる。
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