福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
本願清水イトヨ生息地
名称 本願清水イトヨ生息地
よみがな ほんがんしょうずいとよせいそくち
指定区分 国指定
種別 記念物 天然記念物
時代
所有者所在地 大野市糸魚町
所有者・管理者 大野市
員数
指定年月日 昭和9.5.1
指定番号
構造形式・法量
公開状況
交通案内 越前大野駅より
徒歩16分
公式リンク https://www.ono-kankou.jp/tourism/detail.php?cd=57
文化財解説文  トゲウオ科の魚類。方言、ハリシン、ハリトト。背中のとげは普通3本ある。陸封型と降海型の2型があり、福井県には両者が生息する。陸封型は体長約5cmで、大野市の湧水池に生息し、本願清水の生息地は昭和9年(1934)5月1日に国の天然記念物に指定された。しかし近年になり地下水位が低下して湧水の水枯れが起こり、イトヨの保護対策が必要となった。水温は年間を通して約15℃の所にすみ、1年で体長約5cmに達して成熟する。産卵期は4~10月で、最盛期は5~6月である。砂泥底に巣を作って産卵し、雄はその巣とふ化した仔魚を保護する。降海型は体長が7~8cmで陸封型よりやや大きく、体高が低い。沿海域で成長し、3~4月に産卵のため川をさかのぼる。産卵期は4~6月で、産卵生態は陸封型と同様である。稚魚はその年の内に海へ降る。
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