
名称 | 一乗谷朝倉氏庭園 |
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よみがな | いちじょうだにあさくらしていえん |
指定区分 | 国指定 |
種別 | 記念物 名勝 |
時代 | |
所有者所在地 | 福井市城戸ノ内町 |
所有者・管理者 | 福井市 |
員数 | |
指定年月日 | 平成3.5.28 |
指定番号 | |
構造形式・法量 | |
公開状況 | 9:00~17:00 定休日 年末年始 駐車場有 |
交通案内 | 一乗谷駅より 徒歩25分 福井ICより 車で30分 |
公式リンク | http://www3.fctv.ne.jp/~asakura/ |
文化財解説文 | 一乗谷朝倉氏遺跡では、庭池をともなった林泉式庭園として、湯殿跡庭園、諏訪館跡庭園、南陽寺跡庭園、義景館跡庭園などが遺存している。義景館跡庭園だけは、昭和43年(1968)の発掘調査によって検出されたものであるが、他の三庭園は朝倉氏時代以来地上に姿をみせていた名園である。湯殿跡庭園は、現在のところ一乗谷では最も古い庭園で、東側の「観音山」という小山を背景とし、その山裾に造成されている。諏訪館跡庭園は、谷の中で最も規模の大きい豪華な庭園で、上・下二段の構成となっている。上段には、小規模の滝石組や京都銀閣寺の湧泉石組に似通った石組が施され、下段には、庭池が掘られ変化に富んだ護岸石組が構築されている。南陽寺跡庭園は、東側の山裾に築かれた小規模な庭園で、庭石組の形式や手法は、諏訪館跡庭園に相通じるものがある。義景館跡庭園は、庭石の配置や石組の手法など、諏訪館跡庭園に酷似し、両庭園はほとんど同時期、同一作者によって作庭されたと考えられる。一乗谷朝倉氏館跡庭園は、室町末期の庭園様式を良く伝えられており、学術的にも貴重な庭園である。 |
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