福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
花筐公園
名称 花筐公園
よみがな かきょうこうえん
指定区分 国登録
種別 記念物 名勝
時代
所有者所在地 越前市粟田部町
所有者・管理者 越前市ほか
員数
指定年月日 平成19.7.26
指定番号
構造形式・法量
公開状況 散策自由
交通案内 武生駅より福鉄バス「花筐公園下」
下車、徒歩5分

武生ICより車で10分
公式リンク
文化財解説文  本公園は、岡太神社の境内地の神苑を始まりとしている。明治28年の台風被害により境内地が被災した際に、ヤマザクラが多く移植され、樹木の成長と伴に「粟田部の公園」と称され、サクラの名所となった。その後、大正時代には岡太神社境内地と公園を分け、公園の名称も継体天皇に由来する世阿弥の謡曲「花筐」にちなんで、「花筐公園」と呼ばれるようになった。戦争中には、食糧増産のためサクラは伐採され畑地となったが、官民の協力により都市公園として保存整備がなされてきた。現在の公園は、多くのサクラ類やモミジ類、ツツジ類が植栽されており、濃緑色のスギ林を背景に、色鮮やかな優美な景観が見て取れる。また、茅葺屋根の移築した民家や野口雨情ゆかりの「山月楼亭」も周囲の景観と調和している。なお、本公園西北側山中には、県指定天然記念物の「粟田部の薄墨サクラ」が存在する。
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