
文化財解説文 | 藤垣神社は江戸時代に府中(武生)を治めた本多家の初代富正を祀る神社で、本屏風は大坂城の千畳敷の間に飾られていたものであったが、大坂夏の陣の際に大坂城へ一番乗りを果たした時の証拠品として持ち帰ったという伝承を持つ。
六曲一双の連続した金地を背景に、屏風の中央には川の流れを、川岸には風に揺らぐ芦を、空には千鳥の群れを描く。水の群青、芦の緑、背景の金地の色彩の対比が美しく、図案性の高い作品である。 |
---|
文化財解説文 | 藤垣神社は江戸時代に府中(武生)を治めた本多家の初代富正を祀る神社で、本屏風は大坂城の千畳敷の間に飾られていたものであったが、大坂夏の陣の際に大坂城へ一番乗りを果たした時の証拠品として持ち帰ったという伝承を持つ。
六曲一双の連続した金地を背景に、屏風の中央には川の流れを、川岸には風に揺らぐ芦を、空には千鳥の群れを描く。水の群青、芦の緑、背景の金地の色彩の対比が美しく、図案性の高い作品である。 |
---|