
名称 | 紙本著色 本多吉松丸像 |
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よみがな | しほんちゃくしょく ほんだよしまつまるぞう |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 絵画 |
時代 | 桃山時代 |
所有者所在地 | 越前市 |
所有者・管理者 | 宗教法人正覚寺 |
員数 | 1幅 |
指定年月日 | 平成28.3.25 |
指定番号 | 福井県指定第422号 |
構造形式・法量 | 縦60.0㎝、横33.2㎝ |
公開状況 | |
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文化財解説文 | 正覚寺は、新田義貞と斯波高経とのの戦乱によって戦死した多くの霊を弔うために、良如上人が貞治5年(1366)に建立した浄土宗寺院である。 本図は、結城秀康の四男の吉松丸の肖像画である。吉松丸は4歳で福井藩家老である本多富正の養子となるが、慶長14年(1609)に6歳で夭折し、正覚寺に葬られた。そのため、月代を剃らずに総髪で髷を結う元服前の童子の姿で描かれている。白地に蔦模様を浮き立たせた小袖に青色の肩衣袴姿で、繧繝縁を付けた上畳に胡座する。肩衣の袴に差し込む部分が細く、肩口部分を絞るのは関ケ原合戦後の形式であることから、没後間もない頃の制作とみられる。数少ない童子の肖像画として貴重である。 |
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