名称 | 絹本著色 梅山聞本禅師像 |
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よみがな | けんぽんちゃくしょく ばいざんもんほんぜんじぞう |
指定区分 | 県指定 |
種別 | 有形文化財 絵画 |
時代 | 室町時代 |
所有者所在地 | あわら市 |
所有者・管理者 | 宗教法人龍澤寺 |
員数 | 1幅 |
指定年月日 | 平成29.3.31 |
指定番号 | 福井県指定第428号 |
構造形式・法量 | 縦97.9㎝、横39.4㎝ |
公開状況 | |
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文化財解説文 | 永徳2年(1382)に龍澤寺を開いた梅山聞本禅師を描いた頂相である。梅山聞本禅師は室町時代の禅僧で、徳の高さは都にまで伝わっていたという。この頂相は、足利義満が禅師に何度も上洛を求めたが叶わなかったことから、画工を遣わして、密かに禅師の姿を写し取らせたものと伝えられている。 寺では「竹杖の御影」として大切に守られてきた。禅師は、白い内着に青い衣、墨染めの袈裟を着け、白色の足袋、薄青色の沓を履き、左手には数珠、右手に黒色の杖を握り、歩行する姿で描かれている。色彩も美しく、禅師の特徴をとらえて写実的に描かれている優れたものである。頂相は椅子に座る姿で描かれることが圧倒的に多いが、本画像は歩行する姿で描かれた「経行像」の数少ない作例としても貴重である。 |
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