福井の文化財cultural assets

文化財詳細

文化財詳細
なんぼや踊り唄
名称 なんぼや踊り唄
よみがな なんぼやおどりうた
指定区分 県指定
種別 民俗文化財 無形民俗
種類 無形民俗文化財
時代
保存団体・保持者 なんぼや保存会
所在地・伝承地 坂井市三国町安島
指定・選択・認定年月日 平成18.4.25
指定番号 福井県指定第354号
民俗芸能等群での分類 ふくいの盆行事
公開状況 8月14日、15日
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文化財解説文  「なんぼや」は三国町安島地区にある大湊神社のお盆に、「よいやんせ」「三国節」などとともに毎年歌い踊られている盆踊歌である。
 「南部津軽か蝦夷松山か」「朝ま起きては能登山沖を 主が来るかとて出ては見る」など歌詞の内容から、北前船の船乗りたちによって南部、すなわち現在の岩手県青森県方面から運ばれてきた歌で、曲名の「なんぼや」は「南部」が元と言われている。
 曲調は全体にのびのびと大変緩やかなテンポで、歌い手の美声や個性が発揮できる旋律である。歌詞は記録上は260あるが、現在は20ほどに限られている。伴奏楽器はいっさいなく、踊り手の手拍子が入るのみで、踊り手は右手右足、左手左足をそれぞれ同時に動かしながら進み、円の内側を向き、左自転するなど、ナンバの振りが基本である。全体として音楽、踊りともに盆踊の古風をよく残している。
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